News form Factory haru. things Japan national football team, and things fly fishing sometimes.

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

 | - | -

やっと

来ました〜、AIRFLOのフロータント。3月に予約入れて禁漁間近になってようやくの入荷。このエアフロ・リベル、評判は凄く良いのにここ2年は殆ど流通されていません。で、昨年の12月に代わりになるのを探していたら、大分のフライショップ、リバーインにシエラ社から出しているハイライドがあり、中味は丸っと一緒との事で、早速入手。3月の蒲田から使ってみると、確かに良い。それもCDCにバツグンに効いてくれる。蒲田から帰ると速攻で追加を頼もうとしたら、既に完売で次の入荷待ち状態。とりあえず2個予約を入れておきます。

エアフロ・リベル ◇今回は2個ありますから、来年まで持ちますね。でももう2個追加しとこうかな(1個 1280円です)。

5月に入り、本流釣りでもハイライドは活躍してくれ、それに伴いドンドン中味が減っていく〜。リバーインのホームページには船便で今来てますと書いてあるものの、6月に入っても7月になっても、8月が過ぎても同じ状態。普通なら、なんだよ〜航空便で送れば早いものを〜と、考えちゃいますが、何故に遅い船便を使わなければいけないのか。実は訳があるんです。

当初、このフロータント航空便で送られていました。ところが、高度1万m上空で、フロータントの容器が気圧に耐えられなくなり次々に暴発。そりゃあ、機長もアテンダントのお姉いさんも「テロがおきました〜」と驚きますわ。それ以降、どの航空会社も機載拒否。エアフロ社も容器を変えればいいものを、そのまま変えないから日本に入ってこず、幻のフロータントになってしまったのです。

そんな訳で船便になったのですが、イギリスからの船便てこんなに時間がかかるもんなんですね。今回はマーベリックが卸してますから、マーベリックを取り扱ってるお店なら入手可能です。以前から取り扱ってずっと欠品中だった水道橋のハーミットもちゃんと在庫有りになってます。

エアフロ・リベルをCDCに使う場合、吹きかけた後CDCがフワフワになるくらいフロータントを吹き飛ばした方が効き目が良いです。少しウェット感が残った状態で流れに乗せると直ぐに沈んじゃいますから要注意。禁漁まで残り何回行けるか判りませんが、次回からたっぷり使えますよ。
14:57 | comments(0) | trackbacks(0)

なんちゃって〜(その2)

ブランクの再塗装が乾いたら(しっかり乾燥させないとコルクを差し込んだ際、傷が付く可能性があるので要注意)、グリップ用のコルクリングを接着した後、整形に移る。初期ORVISのロケットテーパーはグリップセンターよりほんの少し前の部分にテーパーのピークを持ってきている(一番太い径)。

ただし、これはブランク径により変えないといけない。ORVISのブランクは総じて細身で、少し太い径のブランクのグリップを同じように整形すると全体的なシャープさに欠け、もっさい雰囲気になってしまう。気に入ったグリップデザインがあり、それを他の竿で作ろうとしたとき、何か違うイメージに仕上がってしまうのはブランク径に対してグリップ全長とグリップの太さなどを変えないといけないのに、元のグリップのまま仕上げると頭の中のイメージとかけ離れたものになる。絶妙のバランスはブランク径により違ってくるので、その辺りの塩梅がビルダーのセンスの見せ所。

ロッド
◆ロケットテーパーに仕上げたグリップ。この後、ガイドを仮止めしてガイド位置を決めるため、8割方の仕上がりにして、試し振りでガイド位置が決まったら最後の仕上げを行なう。少し硬めにしたかったので、ガイドはスパインに乗せてある。

ORVISのような先端をスレッドで巻き上げにした繊細なグリップはそれが顕著に現れる。ブランク径が太い場合は、テーパーのピークをグリップ前部の三分の一の辺りを目安に整形すると太いブランクからグリップのフロントテーパーへの移行がきつくなるので、シャープさが出てくれる。そこから、少しずつフロントテーパーを後ろに削っていき、そのブランク径に対して最良の位置を出せばよい。今回のブランクもORVISのものより太い径なので、上記の方法で削ってある。グリップ全長もORVISより5mmほど長めにしたため、テーパーのピークはグリップの三分の一よりほんの少し後ろに持っていった。

グリップの整形が終わると次にガイド位置を決める。ガイドを仮止めし、試し振りをしながら、位置の最終調整を行う。思ったとおりこのブランクはとても素直で、いわゆるモデレートアクション。可も無く不可も無いが使い勝手の良い竿だ。近距離から中距離に向いている。個人的にもう少しバットにパワーが欲しいので、バットの補強をしてやりたいところだが、これをやるとかなり手間がかかるため、今回はやめてシーズンオフにでもバット補強を行い、リビルドすることにする。

ロッド
◆スレッドワークとコーティングが終わり完成〜。グリップ廻りもほぼイメージ通り。グリップのコルクは4Aを、スペーサーは勿体無いので3Aを使用。

ロッド
◆グリップエンドに「YAMAME」ここだけ見ると本物っぽく見えるが、なんちゃってYAMAME SPECIALですよ〜。

グリップを完成させ、ついでにリールシートのスペーサーをコルクで整形。スペーサーの後ろのデザインがうろ覚えだったので、手もとにある資料でORVISの竿を探すと小さい写真だがあった。それを見ながら完成させる。後はスレッドワークとコーティングのみ。ORVISはグデブロッドのナイロンスレッドを使っているが、振ったときの抜けを良くしたいので、シルクを使いガイドも軽量のCRNを使う。色はゴッサマーのクラシックチェスナットがほぼ同じ色合いになってくれる。

ORVISらしさを出すなら、コーティングは少しイビツにしたほうがバタ臭さが出て良いけど、そこはやはりビルダーとしてそれなりに綺麗に仕上げてしまった。自分用のだから、そんなに真剣に作らなかったが最終的な仕上がりを見ると、まぁ、満足。なんちゃってYAMAME SPECIALが出来上がり。これで、今シーズンに間に合いました〜。
16:56 | comments(4) | trackbacks(0)

なんちゃって〜(その1)

yamame special左の写真を見てピンと来た人は1970年代にフライフィッシングを始められた人だと思う。
あの頃、情報量の少ない中で「ORVIS」はフライマンの垂涎の的だった。その中でもYAMAME SPECIALと銘打ったバンブーロッドはネーミングと合わせて誰もが憧れしかし、当時のレートでは360000円という価格で、おいそれと手が出せない存在だった。
そう、この金具(リールシート)はその「YAMAME SPECIAL」の金具なのだ。と言っても数年経って出たグラファイトモデルのものなんですが、金具自体はバンブーロッドと同じものを使用している。

グラファイト版のYAMAME SPECIALは、ファーストモデルのみバンブーロッドと同じスペックで長さが6'09"インチ。ライン指定が#4。グリップデザインも初期ORVIS特有のロケットテーパーで金具も同じもの、アクションもワンテンポずれてループが出来る初期のフルフレックスアクション。暫くして廃盤になったがその後、違うスペックで再登場している。残念ながら、ティップを破損してしまい、今では金具が残っているのみ。それすら、忘れていた。

今年の7月、ロッドビルディング用のパーツを買いに隣町の釣具屋に行った時、何気なく中古釣具のフライロッドを見ていると、ちょっと気になる竿が1本あった。7'00"くらいのグラファイトロッドを予備竿で欲しかった所で、その竿がちょうど7'00"。ドレッシングはお世辞にも良いと言えなく、名前も聞いた事が無い訳の判らないメーカーだが、軽く振るとなかなか素直で良い。で、値段を見ると15000円。高いよ〜と思い、もう一度見直してみたら、1500円・・・。1500円!。そのままレジカウンターに直行してしまった。

ロッド
◆ これが1500円ロッド。量産らしいドレッシングで、とってもチープ。

ロッド
◆ HI FLY?、HI FIY?、それともHIOFLY?。ガイドの金は金糸(メタルスレッド)でなく、塗装ですよ。う〜ん、チープ。

勿論、このまま使うつもりも無く、解体後、ブランクとして新たにドレッシングし直すつもり。その前に、アクションを試すべく帰宅後直ぐに試し振りしてみた。これが良くない。軽く降った感じとまるで違う。ギクシャクして恐らくガイド位置が間違っているのだろう。速攻で全部剥ぎ取り、ウレタンで塗装しなおす。ブランクに色をつけようかと思ったが、その時に、例の金具があるのを思い出した。

ロッド
◆ 全部剥ぎ取ってスッポンポンになりました。ブランクが1500円なら安い買い物です。

そうだ、この竿、YAMAME SPECIALにしよう。バットをカットしてオリジナルのYAMAME SPECIALと同じワン&ハーフの6'09"にするのも面白いが、ブランク自体のアクションはとても素直なので、長さはそのままに塗装はORVISと同じクリアーで塗装完了。

続く。
01:53 | comments(2) | trackbacks(0)
1   1/1
| 1/1pages |