スイス・ローザンヌに本拠を置くスポーツ仲裁裁判所(CAS)は27日、ビタミン入り生理食塩水の静脈内注入(点滴)を受けてドーピング違反とされたサッカーJリーグ1部(J1)川崎フロンターレの元日本代表FW我那覇和樹選手(27)には過失がなかったとして、Jリーグが科した公式戦6試合の出場停止処分を無効とする裁定を下した。
CASの裁定は最終決定となる。Jリーグには、我那覇選手の仲裁費用のうち2万ドル(約206万円)を負担することも命じた。
[ 共同通信社 2008年5月27日 23:58 ]
当初、我那覇側は、仲裁を委ねる機関として日本スポーツ仲裁機構(JSAA)を希望していることをJリーグに伝えた。スイスに本部があるスポーツ仲裁裁判所(CAS)はJSAAに比べて費用が大幅にかかるため。CASに申し立てる場合は、我那覇個人では賄いきれない。
それに対して、Jリーグの鬼武健二チェアマンは我那覇側に先立って記者会見し、CASでの仲裁には応じる考えを示し「サッカー界におけるドーピングの国際基準、最高基準の判定を受けるために、CASに行くべきだ」と主張。JSAAへの申し立てに応じる可能性について「ほぼないと考えている」と述べた。
Jリーグの思惑は金が莫大にかかるCASには申し立てできないだろうという、見え見えの魂胆が現れていたが(川淵を筆頭とする悪の枢軸)、我那覇選手は4000万以上の費用を使いCASに申し立てを行なった。その際、サポーターに募金を募ったが、自身でまかなう費用が殆どだった。
Jリーグのチームドクターで構成する連絡協議会も我那覇の仲裁費用に対する寄付を募った。当時のチームドクター後藤氏は我那覇選手に対して行なった行為が正当化され名誉を挽回できたが、後藤氏はすでにドクターを辞めている。残念だったのは、当時、川崎フロンターレが我那覇をかばわなかったへな猪口ぶりを発揮したことだ。まぁ、ちょうど色々あった時なので、判らなくも無いが、どう考えてもJリーグの言ってることがおかしいのは自明の理だったはず。
CASの裁定に対し、川淵三郎・日本サッカー協会会長は
「(CASについては)焦点のぼけた回答だったと思う。どの部分がどう悪く、どう違法だったのかという点で、焦点がぶれていた。我那覇選手の名誉が回復されたという点ではよかったと思う」だって・・・。
「おのれが一番ぼけとるんじゃぁ〜!!」
頼むから、Jの幹部(正に患部、日本サッカーに巣食うガン)は全員直ぐに辞めてくれ。
ついでに岡ちゃんも辞めてね。
追記:全然関係ないけど、裁判ということで、原爆症の認定申請を却下した国の処分を不服として、仙台市の被爆者の男女2人が処分の取り消しと1人あたり300万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が28日、仙台高裁であった。1審を支持し、いずれも原爆症と認定して国に処分取り消しを命じた。原爆症認定の集団訴訟は全国の1審で国の敗訴が相次いでるが、頼むから上告しないでくれ。1審の時点ですんなり受け入れてくれ。相手は高齢の方たちばかりなんだから。