今年は空梅雨。しかし振る時はドカッと振るのでたちが悪い。せっかく釣りの計画を立てても直前のドカ振りで川はゴンゴン。これじゃあ流石に釣りになりません。休みが決まっている人には完全に涙雨になってしまいます。でも、そんな気まぐれ梅雨も2〜3週間後には、からっと晴れた私の大好きな夏がやってくる。
夏の釣りの定番はテレストリアル。フライボックスの中身が真っ黒で覆われる。テレストリアルは夏用のイメージが強いが、実は5月位から密かに活躍してくれる。特に日中のハッチが無い時や、ピーカンのお天気の時など、ど〜にもフライへの反応が芳しくない時に黒いフライを結んで見るとあっさり出てきてくれることがある。
梅雨の合間の晴れた日に出かける時にもテレストリアルが活躍する。少し増水気味の流れに浮かべるのは決まって#10のハードシェル・アント。勢いよく流れる瀬の中から、深いプールの底から、渓魚たちが引っ手繰るように飛び出してくる。釣りに行く前日に翌日使うフライを5個くらい巻いて出かけるのが常の私だが、ハードシェル・アントだけはそういうわけにいかず、今頃から暇を見てはせっせと作りこんでいるのだ。
夏の扉が開くのはもう其処まで来ている。木陰に揺らめく岩魚のすぐ上流にアントが何処からか降ってくると、ためらうこともなく岩魚はくわえ込んでくれる。
ハードシェル・アントは やっぱ こーやって作らないといけないですね。
私はラッカーが乾くのを待ってられない.....。
1個1個フィニッシュしないと気がすまない量産出来ない人。
なので最近は、UV Knoot Sealer なる商品で作っています。
これだと紫外線さえ照射すれば即効で固まって
1個1個フィニッシュできて私向き。
油性黒マジックで塗って完成です。
従って私はハードシェル・アントを量産できません。