アジアカッップは最終戦のベトナムを4-1で下し、グループリーグ1位で突破。決勝トーナメントはアジアの気候に悩まされたオーストラリアとの対戦となった。対ベトナム戦序盤は慎重さから来る消極的なパス回しをベトナムにさらわれオウンゴールというみっともない失点を許してしまったが、直ぐに切り替え攻めに転じた。苦手とするどん引きの相手に対して、ゆっくりとしたパス回しから、ギアを切り替え一気に敵陣内に切れ込んでいく。1・2戦目では見られなかった展開だ。また効果的なプレッシャーによるパスカットとサイドからの展開がベトナムDFを翻弄した。
ようやく気候になれたのか、各選手の動きにキレが戻ったのも大きな要因の一つだったと思う。この辺りはJFAに苦言を呈したい。調整期間があまりに少なかった。せめて、あと5日あれば、1戦目はもう少しまともな試合をしていたはずだ。一方、ベトナムの戦略は単純明快。体力がある前半に勝負をかけるカウンターアタックのみ。しかし、これがなかなかキレがあって、見ていてワクワクしてしまった。ボールに対する貪欲さも見逃せない(会場の熱気はかつて日本が初めてW杯の切符を手に入れたジョホールバルを思い出してしまった。アジアカップで初めて決勝トーナメント入りを果たしたベトナム。その気持ちよ〜く判ります)。
後半、カタール対UAE戦が同点になったのを知ってか、途中からベトナムは攻める意思を失くしてしまったが、最後まで気を緩めることなくボールをキープして失点を防いだのは非常に意味のある事だ。
ひとつだけ、オシム監督の交代が少し解せなかった。イエローを貰ってる俊輔を下げるのはいいが、羽生の投入は?だ。完全に試合が決まってるのに動き回る羽生より、まだ出ていない選手を試してもいいし、巻(巻、2発おめでとう!。色々言われ続けたけど結果が出て良かったね)より、体調が良くなかった高原を下げるべき。遠藤を下げるのも?。それより阿部もイエローがあるし、後半で足を痛めていたから坪井と交代した方がよりセーフティだったのでは。これではジェフびいきと言われてもおかしくない(前監督の鹿島びいきと変わらない)。
つぎはいよいよオーストラリアだ〜!。ドイツの仇をハノイで討ってくれ〜!。
先制された時はどうなるかと思いましたが
落ち着いていましたね。
とくにパス交換からの俊輔のゴールはとても
ビューティフルでした。
体格差はありますが、オーストラリアからも
あんなファインゴール奪って欲しいですね^^