やたら番宣をはりまくり、その上、視聴率が落ちるゴールデンウィークを外してまで始まった木村拓也主演の「Mr.Brain」。一応、第一話は途中まで見た。しかしお粗末な脚本(本当にひどい脚本)と金をかけた割りに陳腐なセットもさることながら、木村拓也の大根っぷりが見事に露呈して小学生の学芸会以下のレベル。
本日は第3話目、ヤフーテレビの見たい人数は、327人。テレ東の「土曜スペシャル:にっぽんの川紀行」は13106人。圧倒的な差をつけられている。「Mr.Brain」の視聴率は20%を越えているみたいだが、ドラマ掲示板では何処もボロクソ。やっとみんな気づいたみたいですね、木村拓也が大根役者だと。
私は木村拓也は嫌いではない。むしろ大好きだ。だから逆に彼の中途半端な位置づけが気に食わない。芸能人には必ず根っこの部分がある。ビートたけしにしろ、志村ケンにしろ、今でもちゃんとお笑いの部分は守り続けている。ところが木村拓也(SMAP)にはそれがない。彼らは歌手なのか役者なのか、なんなのか定まらない。役者が根っこで歌を歌うのも良い。歌手が根っこで役者をやるのも良い。どちらも確固たる部分があるから。
もし今後も役者をやって行きたいのなら、根っこを役者にするべきだ。そして真剣に勉強して欲しい。何故、木村拓也の演技が軽いのか、発する言葉が軽いのか。アドリブはいらない。木村拓也の思いつきも要らない。かつて、チャールズ・ブロンソンが役者についてこう言っていた。「ここでこういう演技をしてくれなんて言わなくていいし、私の考えも聞かなくていい。ここから何歩あるいて振り向け、それだけで良い」。